好きなものは好きだからしょうがない

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俺的GOL番外編

先日(まだ全部書き終わっていませんが)、自分的GOL(ゲームオブライフ)について書きました。その中で、自分的神ゲーの一つとして挙げつつも、流石に成人向けを普通のゲームと同列に語るのはな~……と、公序良俗に配慮して書いてなかった2本について、本日は語りたいと思います。そうです、そういうの苦手な人と、私のこういう趣味をご存じでないリアルの知り合いはこちら見たらそっ閉じしてください。いつもの通りです。これ、私が楽しくて書いてるだけのシリーズですからね……。
 
鬼畜眼鏡

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 ”変えてやるよ、お前も俺もーーー”というキャッチコピーでお馴染みの、鬼畜眼鏡です!ストレートなタイトルだよね……。内容もなかなかにぶっ飛んでいて、簡単に言うと「眼鏡を掛けると気弱な受けから鬼畜な攻めに大変身!眼鏡着脱BL恋愛アドベンチャーゲーム」という内容です。何かで読んだうろ覚えですが、眼鏡着脱恋愛アドベンチャーって何ですか、という突込みをするのも面倒になるよね。こんなだから内容もふざけてるのかな?って思うじゃん。ところがどっこいこれが意外に真面目な展開なんですよ。
 ちょっと話が逸れるのですが、BLゲームには結構種類がありまして。主人公固定で操作していくアドベンチャーゲームだと、かなり主人公総受けが多いんですね。多いということは需要が多いんだろうけど、これが私の趣味ではなくて。私は!自分が操作するキャラで!!推せるキャラと懇ろになって攻め視点でベッドインしたいんです!!主人公総受けだったら乙女ゲーでいいじゃん、みたいな気持ちになっちゃうというか……。こんなこと言うと怒られてしまいそうな気がするけど。
 でも、後述する学園ヘブンもそうなんだけど、選択キャラが10人いるとしたら、主人公攻めは多くて3人、少ないと0人なんですよね……マイナー性癖…。
 そこへ来てこの鬼畜眼鏡、眼鏡を掛けてプレイすれば主人公攻めとしてプレイできるし、眼鏡を外してプレイすれば主人公受けとしてプレイできるという、画期的なシステムでして。それだけでもうマジIQ300か……?案件なんです。あ、一部眼鏡でしか攻略できないキャラおよびノマ(キチメガ界隈では眼鏡かけないバージョンの主人公をこう呼ぶことがあります。ノーマルの略)でしか攻略できないキャラはいますがね。あと、攻略キャラはそんなに多くない。(その分それぞれのルートが濃い)
 と、いう訳で私は眼鏡ルートで攻略対象をすべてプレイしました。ノマは趣味じゃないので放置。いや~、全部良かった。優しいだけで頼りない、嫁に逃げられたおじさん上司、嫌みで高圧的な取引先のエリート部長、バレーをやっててムキムキマッチョの大学時代からの親友兼同僚、町で引っ掛けた遊び人系美少年(割とネグレクト気味)……バリエーション豊かでしたわ……。中でも一番燃えたのが、嫌みで高圧的なエリート上司、御堂部長ですね!そう、いわゆるメガミドルートです!
 そもそも、主人公は営業マンなんだけどいる部署が営業8課という社内のお荷物部署で、売上もヤバいし、もうこの部署なくなっちゃうかも~~!?みたいな状態なんですね。(余談ですがこの営業マンの様子に無理がないので、会社勤めの人がシナリオに絡んでるのかな……と思ったりした。BLはマジ時々とんでもサラリーマンライフ見せつけてくるからさ……)で、御堂部長勤める超有名メーカーに、御社の商品取り扱わせてください~って勝ち目のないプレゼンに行くんだけど、その時に初めて眼鏡(怪しげな男に貰った謎アイテム)を使用して、自信満々になった主人公が完璧なプレゼンをするのです。それを見た性格の悪い御堂部長は「ほう……?面白い」みたいな感じになって、主人公たちの会社に販売権を与える訳です。が、その代わりに信じられないノルマを課して、それが達成できなければ二度とお前の会社とは取引しない、とか言い出す……という導入。
 メガミドルートは本当、鬼畜眼鏡の名に恥じないSMルートで、そもそも接待すると言って家に行き、ワインに薬を持ってレイプ。その状況を動画に撮ったうえで御堂を脅し、取引を有利に進めたり、御堂の立場を危うくしたり……と完全AVシチュエーションが満載です。BL版クリムゾンですね……。
 いや!でも!!エロスだけではなくて!!プライドの高い御堂部長が精神的に壊れてしまって、初めて自分の気持ちに気付いた眼鏡がキスをして御堂の前から姿を消して(この時点で強姦、監禁等をこなしているので紛うことなき犯罪者なのですが)、その1年後に取引先で回復した御堂とバッタリ会う展開はとても胸キュンなので……!眼鏡は「初めまして」的な挨拶をして去るんだけど、それを御堂は追いかけてくるのだ……。ここまで書いて思い出したけど、10年位前にやったゲームだと思うのに私めちゃくちゃ覚えてるな……??まぁ、それくらい好きだったということで……。
 で、こんなゲームなので勿論バッドエンドも盛り沢山で、御堂ルートだけでも、途中で「貴様さえいなければ……貴様さえ……」と刺されて死んだり、最後に壊れてしまったところで壊し切ってしまって、生きる人形となってしまった御堂と暮らしながらその後贖罪の日々を過ごしたり……。かなり殺伐としたエンドが多かった印象。会社でけしからんことしてるのがバレてしまって、二人そろってクビになるルートもあったような……。オフィスはラブホテルじゃありません。
 ちなみに私的次点のルートは嫁に逃げられたおじさん上司、片桐さんでした。この人は本当に「ほ、本当に良いのかい?こんなオジサンが相手で……」とか言ってくる、一部の人の性癖を狙い打ってくるキャラクターでしたね…。私の性癖にはそこまで刺さらないのですが、実は鬼畜眼鏡の後に、鬼畜眼鏡Rというファンディスクが後日発売されまして。その中で各カップルの後日談をプレイできるのですが、その片桐さんルートが、まさかの王道プロポーズネタでさ……。プロポーズが性癖の私としては大いに刺さりましたね……。そこまでに片桐さんが自分が愛されてる自信がないのもめちゃくちゃスパイスなんだ……本当に制作陣が「分かってる」ので降参だよね……。
 と、いうゲームです。うそでしょ、2000文字以上語ってる……。おそらくこれを読み返した未来の私は、久々にプレイしたくなってるだろうな~。書いてる私もなっています……が、もう術がないのよね。中古とかであるのかな~。ていうか、これの制作会社であるSprayってまだ会社あるのかな……。BLゲームはそういうところがあるからな……。

※後から探したら普通に新品で売ってたのでゲーム可能なPCさえあればプレイ出来そうではある。
 
学園ヘヴン~Boys Love Scramble!~

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 こちらは人生で生まれて初めてプレイしたBLゲームです。と、いうのもかなり人気のBL18禁ゲームだったからか、18禁部分を削ってR15指定でPS2で出たソフトなんですよね。なので18歳前にPS2でプレイすることができました。先日の好きしょ!①で性癖語りした時にも書いたけど、とーーにかく色々なタイプの男子を取り揃えてるので、絵とかテキストがムリムリのムリじゃなければどれかは刺さるでしょ……という感じのゲームです。攻略対象キャラは10人で、そのうち主人公攻めでプレイできるキャラが3人。ということで、私はその3人しかプレイしてません。主人公受けは本当ダメでして……。
 そのうちの一人、滝くん(赤い髪の少年)の話は先日のブログでもしたので割愛しますが、彼のルートがめちゃくちゃテンション上がったなぁ……。あれは本当に、私の性癖の新しい扉を開いた……。「いかにもな美形とか、可愛いタイプじゃない受けも、すごくいいな……!?」という。その後のBL嗜好が凄く幅が広がったので感謝しています。モブレ展開とかへの宜しくない性的嗜好も花開いてしまったけども……。滝くんルートはR15版では全然レイプとかされてなくて、なんか適当な理由つけて言うこと聞かされてる感じだったので、R18版を見た時には「お前……そんな目に遭ってたなんて……そりゃあ泣くわ……!!」とかなり衝撃を受けたのが記憶に残っていますな。
 西園寺先輩(分かると思うけどピンク髪の長髪)もすごく好みだったな。なんというか、王道。学園の女王と呼ばれている美貌の先輩で、当然の如くプライドが高く、頭が抜群に良く、お金持ちのご子息。主人公はこれまたありがちに特に取り柄のない、明るくていい奴なだけの庶民なんだけど(名前も伊藤啓太。普通がすぎる……)こういう組み合わせ、一定の需要があるよね……。そして、西園寺郁(かおる)だけは他のキャラと違って、主人公攻ルートと主人公受けルート、両方あるのだ。学園ヘヴンは実はSprayという鬼畜眼鏡作った会社が、それより前に世に出したBLゲームなんだけど(なので結構似通ってる部分も多い)、当時のSprayの制作陣は本当幅広いBLの需要をしっかり分かっているな……と舌を巻いてしまう。主人公攻めしかプレイしてないけど、こういう女性と見紛わんばかりの美形王子様攻めに需要があるのもよく知っております……。
 西園寺ルートはやっぱりベッドインが非常に熱い展開でしたね……。いや、全体的にそうなんですけど、こういうキャラだと、ギャップがすごいじゃん……?R15版だと、そういうシーンは全カットなんだけど、事後のピロートークは収録されておりまして。思春期モヨ大興奮だったよね……「えっ……こ、こんな展開が……!?普通のゲームで!?マジで!?」みたいな。あの頃の純真な(?)気持ちを思い出したい……。この頃から「今までそんな関係ではなかった人と一線を越えた時に見られるギャップ」はいつもいつでも性癖なんだけど、これってBLに限らずNLでもGLでも王道なのでは!?アンケート取りたいけど、おいそれと取れない内容で残念です。でも二次創作の醍醐味をそこに置いてる人、結構いるでしょ……。
 最後の一人は海野先生(白衣眼鏡)なんだけど、一人だけ先生なのにこのキャラは完全にショタ枠です。ショタにはあんまり興味ないので、そこまで刺さらなかったなぁ。可愛いんだけど。
 主人公攻めのせいもあってか、生徒と先生であるという禁断感がマジで一つもなかったな……そういえば……。主人公の方が若干犯罪臭漂ってくる始末。余談ですが若いころはBLなら割とどんなシチュエーションでも食べれたのですが、最近倫理観が育ってきて先生×生徒とかが素直に見れなくなってきました。分別ある大人の立場で生徒に手を出すって……!みたいな気持ちになってしまう。(まじめか)最近「煽る君が悪い」とかの責任転嫁は令和の攻めにはもうNG!みたいなツイートが結構流れてくるようになりましたが、BL界にもそういう相手を尊重するスタイルとかが浸透してきていると思うと、微笑ましいですね。
 これを書くために流石に名前くらいは確認しておこうとPS2版のキャラ紹介みたら、主人公の福山潤を始め、櫻井孝宏森川智之神谷浩史……と錚々たる声優陣なんだね……。すごいな……。
 
 はー!語った語った!!すっきりです!!マジこの辺人に「良かったよ~!」と勧める機会も感想言う機会も皆無だから……。別にお勧めしませんが、個人的にはかなり良かったです。とはいえ、BL黎明期のゲームだし、私がプレイしたのも相当前なので、今やったら古いのかもしれないけども。みんなガラケーだったしなぁ……。
 では満足したので今回はこの辺で。好きしょ!シリーズ、これとは別で「今までの推しCP考」も書いてたんだけど、これはあまりの内容のアレさにちょっと公開を迷っています。でも今回の内容も大概だしな……。そのうち厚顔無恥にUPするかもしれません。その時はその時ということで……。